インビザラインとは?

インビザライン(Invisalign)は、透明なマウスピース型矯正装置(アライナー)を用いた、世界的に最も普及している矯正治療の一つです。
米国アライン・テクノロジー社によって開発され、現在では世界100カ国以上、累計1,600万人以上が治療を受けていると報告されています(※2024年データ)。

見た目に目立たず、取り外し可能で衛生的、通院回数も比較的少なく済むなど、従来のワイヤー矯正とは異なる大きな利点を持ち、成人だけでなく中高生にも支持されています。

インビザラインの特長とメリット

  • 透明な装置で目立たない:人前でも気にならず、接客業・学生にも最適
  • 取り外し可能:食事・歯磨きがしやすく、口腔衛生を保てる
  • 金属アレルギーの心配がない:金属不使用の医療用プラスチック
  • 痛みや違和感が少ない:ワイヤー調整による急激な圧力がない
  • 3Dシミュレーションで治療後のイメージを確認可能
  • 通院頻度が少ない:1〜2ヶ月に1回程度でOK

見た目のストレスが少なく、生活リズムを大きく崩すことなく矯正できるのが最大の魅力です。

インビザラインのデメリット・注意点

  • 1日20〜22時間の装着が必要:自己管理ができないと効果が出にくい
  • 装着中の飲食制限:水以外の飲食は外す必要がある
  • 対応が難しい症例もある:重度の骨格異常・外科矯正が必要な場合など
  • 紛失・破損のリスク:装置の管理も重要

これらの特性を理解した上で、ライフスタイルに合った矯正法かどうかを医師と相談しながら判断することが大切です。

適応する主な歯列不正の種類

  • 叢生(歯並びがでこぼこ)
  • 上顎前突(出っ歯)
  • 下顎前突(受け口)
  • 開咬(前歯が咬み合わない)
  • 過蓋咬合(かみ合わせが深すぎる)
  • 交叉咬合(左右のズレ)
  • 軽〜中等度の抜歯矯正(症例により)

重度の骨格性不正咬合や顎変形症を伴う場合は、ワイヤー矯正や外科矯正との併用が必要になることもあります

治療の流れ

  1. 初診カウンセリング(症状・希望の確認)
  2. 精密検査(iTeroスキャン、写真、X線、咬合分析)
  3. 治療計画の立案とシミュレーション(ClinCheck)
  4. アライナー装着スタート(1〜2週間ごとに交換)
  5. 定期通院と経過観察(1〜2ヶ月に1回)
  6. 保定装置(リテーナー)による後戻り防止

通常の治療期間は1〜2年が目安です(症例により異なります)。

インビザラインとワイヤー矯正の比較

比較項目 インビザライン ワイヤー矯正
見た目 透明で目立たない 金属・白いブラケットが見える
取り外し 可能(食事・歯磨きしやすい) 不可(固定式)
痛み 少ない(マイルドな力) 調整後に痛みや口内炎が出やすい
通院頻度 1〜2ヶ月に1回 3〜4週間に1回
適応範囲 軽〜中等度 重度の症例にも対応可

よくあるご質問

Q. 1日どのくらい装着しないといけませんか?
A. 1日20〜22時間の装着が推奨されています。食事や歯磨きの時以外は、常時装着が必要です。
Q. 通院頻度はどのくらい?
A. 通常は1〜2ヶ月に1回です。急な調整が必要なことは少なく、遠方の方にもおすすめです。
Q. 治療中に歯が抜けたり、トラブルがあった場合は?
A. 成長期やトラブル時も随時アライナーを再作成可能です。柔軟な対応が可能です。

インビザラインで、自分らしい矯正を

インビザラインは、目立たず、痛みも少なく、快適に矯正ができる新しい選択肢です。
自分のペースで取り組めるからこそ、大人にも、中高生にも、子どもにも人気が広がっています。

「目立つ装置には抵抗がある」「忙しくて頻繁に通えない」「できれば抜歯せずに治したい」
そんなお悩みがある方は、ぜひ当院にご相談ください。
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