部分矯正とは?

部分矯正とは、前歯や一部の歯並びだけに焦点を当てて行う矯正治療です。
全体矯正と異なり、短期間・低費用・低負担で行える点が魅力で、特に以下のような方に選ばれています。

  • 前歯のねじれ・傾きが気になる
  • 以前矯正した歯が戻ってきてしまった(後戻り)
  • 写真写りが気になる箇所だけを整えたい
  • 結婚式や就職活動などに向けて整えたい

対象範囲は主に前歯部(上顎・下顎の前6本程度)であり、症状やご希望に応じて、ワイヤー矯正・マウスピース矯正のいずれも対応可能です。

部分矯正のメリット

  • 治療期間が短い(3〜9ヶ月が中心)
  • 治療費用を抑えられる(全体矯正の1/2〜1/3程度)
  • 装置の範囲が狭いため違和感が少ない
  • 審美目的に特化できる(写真写り・就活・挙式など)
  • 部分的にマウスピース矯正で対応可能

「気になる部分だけきれいにしたい」「すぐにでも歯並びを整えたい」
そんなご要望に応える、手軽で実用的な選択肢です。

注意点・デメリット

  • 噛み合わせの改善には不向き(奥歯・上下顎全体の咬合には非対応)
  • 根本的な矯正効果は限定的(審美改善が主)
  • 症例によっては全体矯正が必要になる場合も
  • 後戻り防止のために保定装置が必要

当院では部分矯正の適応可否を、咬合・顎関節・歯列全体のバランスを診たうえで慎重に判断しています。

適応する主な症例

  • 前歯の軽度のねじれ・傾き・重なり
  • 歯の間の隙間(すきっ歯)
  • 過去に矯正した歯の後戻り
  • 1〜2本の前歯が内側に倒れている

重度の叢生(ガタガタ)や骨格性の不正咬合は、全体矯正・外科矯正が必要となるため、精密検査後に適応を判断します。

部分矯正の治療方法

1. マウスピース型部分矯正(インビザラインGo など)

対象範囲が前歯に限定されるケースでは、透明なマウスピース装置による矯正が可能です。
見た目に目立たず、取り外しが可能で、社会人や学生にも人気です。

2. ワイヤー型部分矯正

歯の表面にブラケットとワイヤーを装着し、3〜6本程度を動かす矯正です。
矯正力が強く、細かなコントロールが可能なため、前歯が大きく捻転している場合や精密な移動が必要な場合に適しています。

治療の流れ

  1. 初診相談・カウンセリング
  2. 精密検査(写真・レントゲン・口腔内スキャナー等)
  3. 治療計画のご提案とご説明
  4. 装置の装着 or マウスピース作製・装着
  5. 月1回程度の通院による調整
  6. 保定期間(リテーナー装着)

治療期間は最短で3ヶ月〜、平均6ヶ月程度で終了する方も多数いらっしゃいます。

費用の目安

治療内容 費用(税込)
マウスピース型部分矯正(インビザラインGoなど) ¥350,000〜¥500,000
ワイヤー型部分矯正(前歯のみ) ¥250,000〜¥450,000
精密検査・診断料 ¥30,000〜¥50,000
保定装置(リテーナー) ¥20,000〜¥40,000

※保険適用外の自由診療となります。

よくあるご質問

Q. 本当に短期間で終わりますか?
A. はい、症例によっては3ヶ月〜半年程度で治療が完了するケースもあります。
ただし、適応外の場合は全体矯正をご提案することもございます。
Q. 仕事中もつけていられますか?
A. マウスピース矯正であれば、透明な装置なので会話中もほとんど目立ちません
ワイヤー型でも審美ブラケットを用いることで違和感を軽減できます。
Q. 部分矯正後にまた歯が戻ることはありますか?
A. はい、矯正後の後戻りを防ぐために保定装置(リテーナー)を装着することが大切です。
指示通りの装着で安定した歯列を維持できます。

気になる前歯の悩み、部分矯正でスマートに解決

部分矯正は、「歯列全体の矯正は必要ないが、前歯の見た目を整えたい」というニーズに対して非常に効果的な治療法です。
低侵襲・短期間・高満足度を実現しやすく、多くの方にとって現実的で実用的な矯正選択となっています。

当院では矯正専門医が丁寧にカウンセリングを行い、部分矯正の適応や全体矯正との比較を明確にご説明いたします。
少しでも気になる歯並びがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

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