虫歯や歯周病に関する質問

Q1. 虫歯は痛くなってから治療すれば間に合いますか?

虫歯は、痛みを感じる頃にはすでに神経に達している可能性が高く、根管治療(神経の処置)や抜歯が必要になることもあります。
初期の虫歯であれば、削らずにフッ素やMI治療で管理することも可能です。
定期検診での早期発見が、歯の寿命を延ばす第一歩です。

Q2. 歯ぐきから出血しますが大丈夫ですか?

歯ぐきからの出血は、歯周病の典型的な初期症状です。
歯磨き不足による一過性の炎症であれば改善しますが、慢性的な炎症の場合は骨の吸収が進行してしまいます。
歯周病は日本人が歯を失う最大の原因です。出血が続く場合は早めにご相談ください。

Q3. クリーニングはどのくらいの頻度で必要ですか?

一般的には3〜6ヶ月に1回の定期的なプロフェッショナルケア(PMTC)が推奨されます。
歯石はセルフケアでは除去できないため、定期的に歯科医院でのスケーリングが必要です。
歯周病リスクの高い方や喫煙習慣のある方は、より短い間隔での受診をお勧めします。

歯の見た目・審美に関する質問

Q4. 歯の黄ばみが気になります。ホワイトニングで白くなりますか?

ホワイトニングは歯の内面の黄ばみに作用し、加齢や飲食物による着色を改善します。
当院ではオフィスホワイトニング・ホームホワイトニングの両方に対応し、ご希望に合わせた施術をご提案します。
一方、詰め物や被せ物はホワイトニングでは白くならないため、必要に応じてセラミック治療を併用します。

Q5. 銀歯を白い歯に替えることはできますか?

はい、可能です。
保険診療でも小さな部位であればCAD/CAM冠が使用できるケースがありますが、審美性・耐久性を重視する方にはセラミック・ジルコニアの自費治療がおすすめです。
金属アレルギーやメタルタトゥー予防にも有効です。

歯並び・矯正に関する質問

Q6. 大人でも矯正治療は可能ですか?

大人の矯正治療は年々増加しており、40代・50代でも十分可能です。
成長が完了しているため歯の移動の予測がしやすく審美・咬合の両面でメリットがあります。
歯周病のリスク管理と精密な診断が鍵となります。

Q7. 目立たない矯正法はありますか?

目立たない矯正をご希望の方には、マウスピース型矯正装置(インビザライン)や、裏側矯正(リンガル矯正)をご案内しています。
当院では、AIだけに頼らず、すべて医師が再設計した治療計画を用いて、確実な歯の移動と審美的仕上がりを両立します。

インプラント・入れ歯・ブリッジに関する質問

Q8. 歯を抜いたまま放置するとどうなりますか?

抜歯後の放置は、周囲の歯の傾き・咬み合わせの崩壊・顎骨の吸収を招きます。
また、咀嚼能力の低下により消化器官にも負担がかかるため、できるだけ早期の補綴(補う治療)が必要です。

Q9. インプラントと入れ歯はどう違うのですか?

インプラントは、顎の骨に人工の歯根を埋入し、その上に被せ物を装着する治療法で、天然歯に近い機能と審美性を持ちます。
一方、入れ歯は取り外し式で他の歯にバネをかけるタイプが多く、装着感や咀嚼力に違いがあります。
患者様のご希望と口腔内の状態に応じてご提案いたします。

Q10. インプラントに年齢制限はありますか?

インプラントは骨の成長が終了した18歳以降であれば基本的に制限はありません
ただし、骨の状態や全身疾患の有無によって適応の可否が変わるため、事前のCT検査・全身評価が必要です。

その他のよくあるご質問

Q11. 歯の定期検診はなぜ必要なのですか?

定期検診の目的は、病気の早期発見・早期治療と、健康な口腔内環境の維持にあります。
特に歯周病は進行しても痛みが出ないことが多く、発見が遅れると抜歯に至るリスクもあります。
また、お口の中は全身の健康にも関係しており、糖尿病・心疾患・認知症との関連も報告されています。

Q12. セラミック治療と保険の違いは?

セラミック治療は天然歯に近い美しさと耐久性を持つ素材で、金属を使用しないためアレルギーの心配もありません
一方、保険診療では使用できる素材に制限があり、審美性や耐久性に課題があります。
目的・ご予算に応じて適切な選択を一緒に検討いたします。

Q13. 自費診療の費用はどうなっていますか?

自費診療にはセラミック治療・インプラント・矯正・ホワイトニングなどが含まれます。
当院では治療前に必ず明確な料金表をご提示し、無理なく治療が進められるようご相談させていただきます。
分割払いや医療費控除についてのご案内も行っております。

正しい知識で歯を守ることが、健康への第一歩です

大人の歯の健康は、日々の意識と正しい情報から始まります。当院では、不安や疑問に丁寧にお答えし、安心して治療に進んでいただける環境を整えております。

「こんなこと聞いていいのかな?」と思うことでも、どうぞ遠慮なくご相談ください。一緒に、10年後・20年後も健康に笑える未来をつくっていきましょう。

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