親知らずとは? ~ 抜歯の必要性が高い歯
親知らず(第三大臼歯)は、20歳前後に最後方に生える歯で、現代人では顎のスペースが足りず、正常に生えないことが多い歯です。
以下のようなケースでは、抜歯が推奨されることがあります。
- 横向き・斜めに生えて歯列を押している
- 部分的にしか出ておらず、腫れや膿を繰り返す
- 隣の歯(第二大臼歯)を圧迫・むし歯にする
- 嚢胞形成や歯根吸収のリスクがある
親知らずの種類と抜歯の難易度
【1】完全萌出(まっすぐ生えている)
通常の歯と同様の方法で比較的簡単に抜歯可能です。
【2】半埋伏(歯ぐきに半分埋もれている)
歯周炎や感染を繰り返しやすく、切開・縫合が必要なケースもあります。
【3】水平埋伏(横向きに完全に埋まっている)
難易度が高く、歯槽骨の削合・分割抜歯を伴う外科処置が必要です。
当院の抜歯治療の特徴
- CTによる三次元的な術前診査(神経や血管との位置関係を可視化)
- 大学病院口腔外科出身の経験豊富なドクターが対応
- 必要に応じて静脈内鎮静法にも対応
- 術後の痛み・腫れ・感染を最小限に抑える抗菌管理と指導
術後の注意点とケア方法
- 抜歯後は血餅(かさぶた)を保護するため、強くうがいしないことが重要
- 飲酒・激しい運動・熱い食べ物は当日は控えてください
- 腫れ・痛みは48時間以内がピークで、通常は数日で軽快
- ドライソケット予防のための注意事項も指導
必要に応じて、術後の再診や消毒、抗生剤・鎮痛薬の処方も行います。
よくあるご質問
Q. 親知らずは絶対に抜かなければいけませんか?
A. すべての親知らずが抜歯対象ではありません。
まっすぐ生えていて、咬み合わせや清掃性に問題がない場合は、抜かずに経過観察することもあります。
まっすぐ生えていて、咬み合わせや清掃性に問題がない場合は、抜かずに経過観察することもあります。
Q. 抜歯後に顔が腫れるのはなぜですか?
A. 骨を削るような難抜歯の場合、体の自然な炎症反応として腫れることがあります。
通常は2〜3日でピークを過ぎ、1週間以内には腫れがひいてきます。
通常は2〜3日でピークを過ぎ、1週間以内には腫れがひいてきます。
Q. 親知らずの抜歯は痛いですか?
A. 処置中は局所麻酔により痛みを感じることはほぼありません。術後の痛みも鎮痛薬で管理可能です。
親知らず・抜歯の安全な対応は専門性のある歯科医院で
抜歯は単なる「歯を抜く処置」ではなく、診断・術式・予後管理を含めた外科医療です。
特に親知らずの抜歯は、難易度により歯科医院選びが重要になります。
しげ歯科・矯正歯科 水巻院では、CTやマイクロ機器を活用した安全・確実な抜歯を提供し、必要に応じて静脈内鎮静法にも対応しております。
抜歯に不安がある方も、まずは診断からお気軽にご相談ください。