見た目だけでなく「噛める美しさ」を

審美歯科とは、単に歯を白くする、歯並びを整えるといった表面的な美しさを追求するのではなく、機能性(噛む・話す・清掃性)を維持しながら、調和のとれた美しい口元を実現する総合的な歯科治療です。

美しさはもちろんのこと、咬合・歯周組織・顔貌とのバランスを包括的に考慮し、患者さまの生活の質(QOL)を高めることを目的としています。

審美治療と一般歯科治療(保険治療)の違い

項目 一般歯科 審美歯科
治療目的 むし歯・歯周病の治療など機能回復 見た目の改善と機能性の両立
治療法 保険内の材料と治療法が基本 自費治療を中心とした自由設計
材料 銀歯、レジンなど セラミック、ジルコニア、ダイレクトボンディングなど
対象部位 機能を重視した部位全般 特に前歯・笑った時に見える歯

審美歯科は歯科医師の審美眼・設計力・咬合知識が問われる高度な分野です。

審美治療で行われる主な治療内容

1. ホワイトニング(歯を白くする)

専用の薬剤で歯を漂白し、加齢・生活習慣による着色を除去します。
オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニング(併用)の3種類があります。

2. セラミック治療(詰め物・被せ物)

銀歯や変色したレジンなどを、天然歯に近い色調のセラミック素材で置き換える治療です。
強度・審美性・生体親和性に優れています。

3. ダイレクトボンディング

歯を削る量を最小限に抑え、レジン系樹脂を直接盛り付けて整える治療法です。
隙間の改善・欠けた歯・軽度の変色などに有効です。

4. ガミースマイル改善

笑ったときに歯ぐきが大きく見える状態を、歯肉整形・ボツリヌストキシン注射・矯正治療などで改善します。

5. ブラックトライアングルの改善

歯と歯の間にできる黒いすき間を、ハイブリッドレジンやヒアルロン酸注入で自然に埋める治療です。

患者様別にみる審美歯科の主なニーズと治療選択

  • 前歯の形・すき間が気になる方:ダイレクトボンディング、ラミネートベニア
  • 銀歯を白くしたい方:セラミッククラウン・インレー
  • 歯の黄ばみが気になる方:ホワイトニング
  • 笑ったときの歯ぐきが気になる方:ガミースマイル改善
  • 歯並びが気になるが短期間で治したい方:セラミック矯正(※注意点あり)

審美治療のメリットと注意点

歯科における審美治療のメリット

  • 自信のある笑顔を取り戻せる
  • 対人印象・清潔感が向上
  • 咬合や清掃性も改善できる場合がある
  • 長期的な健康管理(劣化しにくい素材)

注意点・リスク

  • 保険適用外(自由診療)であるため費用がかかる
  • 必要以上の歯の切削は避けるべき
  • 正確な咬合診断・技術力が必要
  • 薬機法・医療広告ガイドラインの制約がある

当院では審美と機能のバランスを最重視し、「削りすぎない」「長持ちする」「自然な美しさ」を実現しています。

審美治療の治療費と保険の可否

治療内容 費用(税込) 保険適用
セラミックインレー ¥40,000〜¥60,000 ×
オールセラミッククラウン ¥100,000〜¥150,000 ×
ダイレクトボンディング(1歯) ¥30,000〜¥50,000 ×
ホワイトニング(上下顎) ¥20,000〜¥50,000 ×

審美治療は保険外診療(自由診療)であるため、十分な説明と同意の上で進める必要があります。

症例紹介(ビフォーアフター)

【症例1】前歯のすき間をダイレクトボンディングで改善

治療前:前歯のすき間が気になり、人前で笑えなかった

治療後:自然な形に仕上げ、笑顔に自信が持てるように

※準備中

【症例2】銀歯をセラミッククラウンへ変更

治療前:笑ったときの銀歯が気になっていた

治療後:自然な白さに仕上がり、清潔感と自信がアップ

※準備中

よくあるご質問(FAQ)

Q. セラミックは変色しませんか?
A. 変色しにくく、長期的に自然な色を保つことが可能です。定期的なメンテナンスでより長持ちします。
Q. ホワイトニングは歯に悪くないですか?
A. 適切な濃度・頻度を守れば歯を傷つけることはありません。知覚過敏が出ることはありますが、一時的なものです。
Q. 審美歯科は誰でも受けられますか?
A. 基本的に健康な歯・歯ぐきをお持ちの方であれば可能ですが、虫歯や歯周病がある場合は先に治療が必要です。

「きれいな歯」で人生が変わる

審美歯科は、単なる美容目的の歯科ではなく、健康と機能を損なわず、調和のとれた美しい口元を実現する医療です。

当院では、患者さま一人ひとりのご要望とお口の状態を丁寧に分析し、必要最小限の処置で、最大限の効果を追求する審美歯科治療をご提供しています。

歯の色・形・歯並び・笑顔にお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

→ 審美歯科の無料相談はこちら