歯を失ったときの先進治療
虫歯や歯周病、外傷、加齢などで歯を失ってしまった場合、インプラント治療は、従来の「入れ歯」や「ブリッジ」に代わる第3の選択肢として注目されています。
インプラントは、あごの骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、歯の機能と見た目を取り戻す治療法であり、まるで自分の歯のようにしっかり噛めるのが最大の特徴です。
本ページでは、インプラント治療の基礎知識から、他の治療法との比較、治療の流れ、当院の特長、費用や保証制度、リスクなどについて、わかりやすく解説します。
インプラントとは?
インプラントとは、人工の歯根(フィクスチャー)を顎骨に埋め込み、その上に人工歯(上部構造)を装着する治療です。
インプラントの構造
- フィクスチャー(人工歯根):主にチタン製。骨と結合(オッセオインテグレーション)する。
- アバットメント:歯根と人工歯をつなぐ中間パーツ。
- 上部構造:ジルコニアなどで作られる人工歯部分。
歴史と信頼性
インプラントは1952年にスウェーデンのブローネマルク博士がチタンと骨が結合する現象を発見したことに始まり、60年以上の歴史と高い成功率(10年生存率95%以上)を誇ります。
インプラントのメリット・デメリット
メリット
- 自分の歯のようにしっかり噛める
- 見た目が自然で審美性が高い
- 周囲の歯を削らない(ブリッジとの違い)
- 骨の吸収を防ぎ、口元の若さを保つ
- 取り外し不要でメンテナンスも簡単
デメリット
- 手術が必要(外科的侵襲)
- 治療期間が比較的長い(2〜6か月)
- 保険が適用されない(自由診療)
- 十分な骨量・全身状態によっては適応外も
他の治療法との比較
項目 | インプラント | ブリッジ | 入れ歯 |
---|---|---|---|
噛む力 | 天然歯に近い | やや弱い | 弱い |
見た目の自然さ | ◎ | ◯ | △ |
他の歯への負担 | なし | 両隣の歯を削る | バネがかかる |
取り外し | 不要 | 不要 | 必要 |
治療期間 | 中〜長期 | 短期 | 短期 |
費用 | 高め(自由診療) | 保険または自費 | 保険または自費 |
インプラント治療の流れ
- 初診・カウンセリング:お悩みやご希望を丁寧に伺います。
- CT・口腔内検査:骨の状態・全身状態を精密に診断。
- 治療計画の立案と説明:適応可否・治療内容・費用を明示。
- 一次手術(フィクスチャー埋入):局所麻酔下で10〜30分程度。
- 治癒期間(2〜4か月):骨と結合を待つ。
- 二次手術:アバットメントの装着。
- 人工歯(上部構造)の装着:精密印象採得・技工士による製作。
- メンテナンス:定期的な検診とクリーニングで長持ち。
当院のインプラント治療の特長
- 歯科用CTによる精密診断(骨幅・神経・上顎洞を立体評価)
- インプラント手術に対応した特診室(オペ室)を完備
- 治療前後のデジタルシミュレーション
- ガイドサージェリー対応でリスク低減
よくあるご質問(FAQ)
症例紹介(ビフォーアフター)
【症例1】前歯1本のインプラント補綴
治療前:転倒による前歯破折・抜歯
治療後:インプラント+ジルコニアで自然な仕上がりに。
※準備中
【症例2】奥歯3本をインプラントで回復
治療前:ブリッジの支台歯が破折。抜歯が必要な状態。
治療後:3本の独立したインプラントで咀嚼機能が大幅に改善。
※準備中
費用と保証制度(自由診療)
- インプラント埋入手術(1本):¥330,000〜¥440,000(税込)
- アバットメント+上部構造:¥110,000〜¥165,000(税込)
- 骨造成(必要時):¥55,000〜¥110,000(税込)
当院では5〜10年保証制度を設けており、定期的なメンテナンスを受けていただくことで、保証が適用されます。
リスク・副作用と薬機法対応
インプラントは自由診療であり、外科手術に伴う一般的なリスク(出血・腫れ・感染)や、骨造成術に伴う合併症のリスクがあります。
使用するインプラント体・機器・薬剤は、国内承認済みまたは欧米で実績のある製品のみを採用しております。詳細はカウンセリング時にご説明いたします。
一生を支える、信頼できる選択肢
インプラント治療は、「噛める」「話せる」「笑える」という生活の基本をしっかり支えてくれる、信頼性の高い治療法です。
当院では、科学的根拠に基づく精密診断と治療をベースに、安全性と審美性を兼ね備えたインプラント治療を行っております。
ご興味のある方は、ぜひ無料カウンセリングをご利用ください。